2022/05/14 17:57
お客様から50年前のダイヤモンドの婚約リングのご相談を受けました。
「昔のデザインなので、リフォームして高校生の孫にあげたいのだけど、どう思う?」
お好きなデザインに作り替えることは勿論出来ますが、
このままでもアンティークとして可愛いですね。
とお伝えすると
実は、お孫さんも可愛いと言っていたとの事。
それならば、このままサイズ直しをして
綺麗に磨き直しをしたら
喜ばれるのではないでしょうか?
となりました。
大人が、昔っぽくて古いと思っても
若い方には新鮮に映り
可愛く思うこともあるのですよね。
私も昔は、古い物の価値がわからなかったのですが、
いつからか、母がお嫁に持ってきた
鏡の素敵さに気づき
大切に工房に飾っています。
昔の物は、作りも丁寧で
デザインも凝っている物が多く
使い捨てではなくて
一つの物を大切に受け継ぐことが普通だったのだと思います。
リフォームには
全く新しいデザインに変える楽しみと
古いデザインを活かしつつ
少し手を加えて楽しむ方法と
様々な楽しみ方があります。
こちらはお客様が
箪笥に長い間保管していたネックレスを
メガネチェーンにお直しさせて頂きました。
実用的に使えるようになり、喜んで頂いています。
ジュエリーだけでなく
私は洋服や身近な雑貨なども
プチリフォームして楽しんでいます。
ジュエリー以外は素人なので、適当なのですが。
圧縮ウールのように縮んでしまった
ユニクロのタートルネックのセーターを
真ん中と袖を切って
カーディガンにしたら
思いがけず、流行りのセーラーカラーになったり。
地味なワンピースに、刺繍が得意な母に頼んで、レースと刺繍を加えてもらったり。
ジュエリーでも
洋服やその他の物でも身近な物に
少し手と、愛を加えると
生活が楽しくなりますね。