Jewelry Studio.umi

私が作品を制作する方法は、主に２つの方法があります。

金属を溶かして直接加工をする、昔ながらの金属加工と。

ワックスと呼ばれるロウ素材を成形し、

鋳造して形にする、ロストワックス法を用いています。

デザインに応じて制作方法を変えていますが、

原石使用の作品は、ロストワックス法を用いています。

この記事とは無関係の写真ですが

ワックスの参考に、手元にあったワックス作品の写真を撮ってみました。

途中の鋳造工程（キャストと呼ばれます）は、鋳造では大手の信頼出来会社へ依頼しています。

キャストから戻ってきた作品に

巣が入り、凹みがある事を発見し

愕然としたハプニングがありました。

滅多にない事ですが、様々な要因で発生し、

直そうと手を加えると、状態を悪化させてしまう事が多々あり、直すのは難しいと言われています。

鋳造メーカーの問題ではなく、

デザインの構造が複雑だったのが原因かと思われます。

その部分を削ってみましたが

これ以上削るとバランスが崩れるので

出来ない...

作り直し？

さて、どうしよう？

なんだかワクワクした気分と共に

インスピレーションがやってきました。

出来るかな？

いつものように

【不安よりワクワクが優っているから大丈夫】

この巣の部分に、手を加えて更に素敵にしよう。

ドキドキしながら加工をすると

成功！

そのままでも良いけど

先程の成功に後押しされ

更にもう少しデザインを加えて

失敗は成功のはじまり、とは言いますが

失敗、という概念はなくなった

素敵な経験をさせて頂きました。

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